full speedの日記

色んな話題をあげます

you tubeのスカッとする話に夢中

最近YouTubeのスカッとする話を見る度に自分でも書いてみたいと思い実際に書いてみた

 

 

俺の名は正樹

恥ずかしながら非正規、いわゆるアルバイトで生計を立て29歳にもなって実家暮らしをしている。

ただ言い訳をさせて貰うと

自分は確かにアルバイトという立場にはなっているがちょっぴり家にお金を入れているので親の脛を齧ってはいるが、齧りまくってるわけではない。

 

 

だが正規雇用、いわゆる正社員で働いている兄からすれば

そんな俺の主張は負け犬の遠吠えにしか聞こえないらしく

俺に毎日のように見下すラインを送ってくる。

 

 

兄 「コロナの影響で世の中の非正規雇用の人間が首切られてるのを見て、しみじみと正社員の有難さが身に染みる。正社員になっといてよかったぜ(笑)」

正樹「・・・で?その正社員様は非正規の私に何の用があるのでしょうか?」

兄 「もちろん30手前になってもいまだにアルバイトに甘んじてる馬鹿な弟に正社員の良さを教えてあげることだが?」

正樹「確かに兄貴のいうようにいい歳した人間が正社員になってて当たり前という風潮があるから、自分みたいな人間は親の脛を齧ってると思われても仕方ないかもしれない。だけど俺の場合はよく世間でいわれてる非正規は立場と収入が不安定ということは当てはまらない。アルバイトだからと一色単にしないで、色んなケースがあるということを理解してくれませんかね?それとも人生の勝ち組である正社員様ともあろう方が理解できてないのかな?もしそうならそんな凝り固まった頭でよく正社員やってられるね(笑)」

兄 「お前が言っている色んなケースって何だよ?どんなケースだろうとアルバイトはアルバイトだろう?言い訳以外すんなよ」

正樹「言い訳はではないんだけどな・・・世の中には世間一般でいわれるアルバイトのイメージに当てはまらない人間は確かにいるんだけどな」

 

似たようなやり取りを何度繰り返して来ただろうか?

兄が俺の主張をまったく聞かずにいい歳したアルバイトの人間は負け犬という考えを曲げようとしません

 

兄 「お前の言葉を聞いていると自分は世間一般でいわれてるアルバイトのイメージに当てはまらないという風に聞こえるのだが、お前のやってるコンビニのレジ打ちはどう考えても負け犬がする仕事の代表例じゃないか?」

正樹「なあ兄貴、いい加減に自分の思い込みだけで物事を判断するのは止めた方がいいと思うぞ?コンビニの仕事はレジ打ちだけではないぞ?それは販売業界にいるんだから兄貴もわかるよな?兄貴の配属先のアルバイトにレジ打ち以外にも仕事させるだろう?」

 

 

ちなみに兄が勤めてる会社はd-e-f marketという靴を売るお店を展開する会社でわりと有名な会社だ。

同じ販売業なのだからアルバイトの仕事はレジ打ち以外にもあることを理解しているはずなのだが、どうしてコンビニの仕事がレジ打ちだけと思い込んでいるのだろうか?

 

正樹「もしかしてレジでの業務の割合は高いから、コンビニの仕事ってレジ打ちだけだとか思ってるとか?」

兄 「コンビニのアルバイト=レジ打ちだろう?それ以外にやることなんてあるのか?」

正樹「兄貴、それ職業偏見だぞ。確かにレジでの業務の割合は高いが、レジ打ちだけをしてるわけではいのだが」

兄 「はいはい、負け犬の遠吠え乙(笑)」

 

 

どういうわけか兄貴はコンビニの業務に偏見を持っている。

コンビニの業務は誰でも出来る負け犬がする仕事に兄貴の中ではなっていて、業務内容はレジ打ちだけだと本気では思ってるみたい。

だから俺がレジ打ちだけしか出来ない人間だと思い、兄貴は俺によくマウントをとっているのだが最近は兄貴のマウント取りが悪化をして、俺だけではなく俺みたいないい歳したアルバイトの人間に対してマウントを取るようになっていた

 

 

兄 「何かお前の言葉を聞いてるといい歳なのにアルバイトの人間の中に仕事できる奴がいるといってるように聞こえるのだが」

正樹「何かおかしい?アルバイトでも出来る人はいると思うけど」

兄 「学生とかならつゆ知らず、いい歳した人間が非正規でいるのは、その人間に問題があるからだろう?問題がなければ正規雇用で働いてるはず」

正樹「確かに兄貴の言い分は一理あるとは思うけど、世の中には世間一般のセオリーから理由があって外れてる人もいると思うけど?」

兄貴 「いい歳して非正規に甘んじてる人間に能力不足以外の理由があるんですかね?(笑)」

正樹 「はあぁぁ、どんなだけ視野が狭いんだか」

 

兄はいい歳なのにアルバイトしている人間には人間的に欠陥があるからだと考えているみたいですがそれは違うと思います。色んな働き方がある今のご時世、正社員になっていないからというだけで駄目という判断を下すのは愚の骨頂

そもそも会社という組織で他の人をないがしろにする人間が、他の人に良く思われはずがありません

アルバイトであろうと他の人を馬鹿にするのはよくないと忠告するのですが兄貴には届かないみたい

だから俺はそんな兄貴にある事実を突きつける

 

兄「アルバイトの分際で正社員に意見するのか?アルバイトは黙って正社員の言うことを聞いてればいいんだよ。悔しかったら正社員になってみろ」

正樹「じゃあ正社員なら意見していいんだよね?来月付けで正社員に昇格するから来月からならちゃんと聞いてくれんだよね」

兄「へ?」

 

最初は次の仕事を見つけるまでの繋ぎと思って始めたコンビニのアルバイト。

繋ぎの仕事のはずがずるずると続けているうちにいつの間にかお店の経営に関わるポジションに就いていました。

特に仕事ができる人間ではありませんが、真面目に仕事に取り組んだ結果、君がいないとお店が回らないとの言葉をお店の経営者から頂き、コロナ渦で世のアルバイトの方々が働きたくても働けないという状況の中、俺は今までと変わりなく働くことができて、それどころか固定給になり、収入面で大きな飛躍を遂げた

 

兄「いやいや、アルバイトに甘んじて碌なスキルがないお前が正社員?嘘はいけないな」

正樹「なら給料明細見る?雇用の区分が社員になってるの見ればさすがに信じざるえないでしょう?」(明細の写真を転送)

兄「・・・本当だ」

正樹「人を判断する時は正規雇用とか非正規雇用とかだけで判断するのではなく、しっかりと勤務態度や仕事ができるかどうかとか見て判断したほうがいいよ?じゃないと正社員のくせに正当な判断ができない無能と判断されるぞ?」

兄「うっさい、お前なんかを正社員にするくらいだからお前のお店の経営者は無能なんじゃないの」

 

兄貴は俺が正社員になったという言葉を証拠を見せたのにもかかわらず信じることはありませんでした。それどころか俺の雇い主にその矛先を向ける始末。そんな兄貴の態度を見て正社員以前に人としてどうなのかと思いました。

俺からの思いがけない反撃でイライラしたのか、その鬱憤を自分のお店のフリーターだけではなく学生アルバイトにぶつけるようになったみたいで悪かった評判が更に悪くなり

会社の方から罰を言い渡されたもよう。いくらイライラしたからって、見境なしに理不尽な態度を取られれば誰だって怒るに決まってますよね?お店の全てのアルバイトの人間が一斉に反旗を翻して上層部に詰め寄り、事態を重く見た人事は兄貴にアルバイト降格の処分を下した。

 

お店を運営する会社にとってアルバイトをうまく使えない正社員は正社員にしておく価値がないということで、兄貴はアルバイトという立場になりました。そして兄貴の代わりに俺と同じように長年コツコツと働いていたフリーターの人が正社員に引き上げられたみたいで、元フリーターの人はそれを粋に感じてより一層仕事に励むようになったとか

 

一方兄貴はアルバイトに降格した時に会社からいわれた言葉の意味に気づくこともなく兄貴の愚痴のラインが連日ように俺に送ってきています。どうも正社員だったというプライドが邪魔して社員の支持に素直に従えないみたいで、その様子では辞めるのも時間の問題だと思われます